・区民からの陳情が委員会で採択へ 本会議でも２件採択

・日本政府に核兵器禁止条約への参加を求める陳情を審査

PDFファイルはこちら→　野垣ニュース2024年№180

 

　杉並区議会第１回定例会が３月１８日に閉会しました。

今定例会では、区民が議会に提出した陳情の審査が積極的に行われました。

　陳情や請願は「趣旨」に沿ってそれぞれの委員会に付託されますが、委員会で審査をするか否かは委員長が判断することになります。党区議団が委員長になっている委員会では、陳情審査率１００％を目指して毎回積極的に審査を行う努力をしています。

　今回の区民生活委員会で審査された核兵器禁止条約への参加を求める陳情は今年提出されたものですが、３年前にも同趣旨の陳情３件が議会に提出され審査されました。結果は不採択となりましたが、住民の反核平和のねがいは変わることなく、核兵器禁止署名運動発祥の地である杉並から声をあげていこうと陳情の提出を続けることが本当に大事だと思います。また、審査を行うことで区議会の各会派や議員が核兵器についてどういう考えを持っているのかも知ることができます。（福祉や子育て！と言っている議員が意外と核武装論者だったりすることもある…）
　イスラエルのガザ侵攻やウクライナ戦争などで世界の情勢は深刻化していますが、どの国でも平和を求める市民の声と行動があります。今こそ核兵器禁止条約に日本が参加し、外交に活かしていくことが求められているのではないでしょうか。これからも平和を求める全ての市民や団体のみなさんと協力して頑張りたいと思います。

 

【参考】令和6年請願・陳情の結果一覧｜杉並区公式ホームページ (city.suginami.tokyo.jp)

　　　　令和3年請願・陳情の結果一覧｜杉並区公式ホームページ (city.suginami.tokyo.jp)